「龍(りゅう)」という漢字は、
古来より権威や成功の象徴として扱われてきました。
その神秘的な力強さから、
龍・竜がつく漢字(「龍」や「竜」が部首、あるいは含まれる)は、
単なる文字以上の深い意味や壮大な物語を秘めています。
龍がつく漢字って、ただカッコいいだけじゃなく、
深い哲学が込められていることにいつも感動しちゃいます。
この記事でそのエネルギーを一緒に感じてみましょう!
この記事では、龍(竜)がつく漢字の成り立ちや意味を徹底解説します。
特に「龍が3つ」連なる激レアな文字や、パソコンでの入力方法まで網羅。
龍の漢字が持つ奥深い叡智に触れてみませんか。
この記事の画数・部首・日本での読み方は、文化庁の「常用漢字表」や日本の漢字辞典を基準に
確認しています。
画数・部首・読み方・意味については、日本の漢字辞典などを参照しています。
※中国語圏では字体・画数・部首・読み方が異なる場合があります。
Unicodeは、非常に珍しい文字の文字コードと表示を確認するための参考情報として使用しています。
この記事で分かること
- 「龍」という漢字の成り立ちと、込められた意味
- 「龍」と「竜」の違いと使い分け
- 部首としての「龍」の役割
- 「龍」や「竜」がつく漢字の読み方と意味
- 「龍」が3つ・4つ重なる珍しい難読漢字
- 「龍」の漢字が縁起が良いとされる理由
「龍」という漢字はどのように生まれた?
- 龍が縁起が良いとされる具体的な由来
- 龍の漢字が象徴する「三つの大きな意味」

まずは、龍の漢字が持つ基本的な意味と、その神聖な由来について解説します。
「龍」の漢字が縁起が良いとされるのはなぜ?
龍は、中国の神話で最も神聖視されてきた伝説上の生き物です。
その姿は、九種の動物
(鹿の角、駱駝の頭、兎の目、蛇の首、蜃(みずち)の腹、魚の鱗、鷲の爪、虎の掌、牛の耳)の
特徴を持つとされます。
龍がつく漢字が縁起が良いとされるのは、
龍が「立身出世」「万物を見通す知恵」「雲や雨を呼ぶ生命力」を象徴しているからです。
特に、困難を乗り越えて成功を掴むことを意味する
「登竜門」のように、強い上昇志向や変革のエネルギーを体現していると考えられます。
「龍」という漢字には、どんな意味が込められている?
龍という文字そのものが持つ意味は、以下の三つに大別されます。
- 権威・支配: 古代中国では皇帝の象徴であり、比類なき権力や最高位を表します。
- 変化・変革: 龍は天候を操り、自在に姿を変えることから、物事の大きな変化や飛躍を象徴します。
- 自然の神: 雲や雨を司り、風や雷をあやつる。豊穣や生命力、そして災いを鎮める神として信仰されてきました。
龍は単なる伝説ではなく、私たち人間の
「成功への憧れ」と「自然への畏敬の念」が結晶化したシンボルだと言えます。
「龍」と「竜」はどう違う?
- 「龍」(旧字体)と「竜」(新字体)の画数と使い分け
- 部首「龍部(りゅうぶ)」が意味する漢字のカテゴリー

「龍」と「竜」は、どちらも伝説上の生物を指しますが、
漢字の書体としては明確な違いがあります。
この違いを知ることで、漢字の歴史と現代の使われ方を理解することができます。
「龍」(旧字体・16画)と「竜」(新字体・10画)の使い分け
この二つの文字は、同じ意味を持つ旧字体と新字体の関係にあります。
- 龍(旧字体): 複雑な形が特徴です(16画)。
もともとの意味をより強く含み、厳格な場所や古くからの文書、
あるいは個人の名付け(人名)で、その力強さから好まれることがあります。 - 竜(新字体): 簡略化された新字体です(10画)。
昭和21年の当用漢字表によって制定され、
現代の日本語では一般的にこちらが使用されます。
特に「竜」は画数が少なく書きやすいため、
日常の文章や地名、動物の名前(例:タツノオトシゴ=竜の落とし子)など、
幅広い場面で標準的に使われています。
「龍」は部首としてどんな役割をしている?
「龍」と「竜」そのものは、漢字辞典では龍部に分類されます。
ただし、「龍・竜」を含む漢字のすべてが龍部になるわけではありません。
漢字の成り立ちとしては龍の意味と
直接結びつかない場合もありますが、
文字の中に龍の姿を見つけると、
私はそこに力強さや神秘的な美しさを感じます。
▶参考:三省堂「2種類の『竜』と『龍』」
「龍・竜」がつく漢字でも部首が龍とは限らない
この記事では、「龍」や「竜」の形を含む漢字を、
広く「龍・竜がつく漢字」としてご紹介しています。
ただし、漢字の中に「龍」や「竜」が使われていても、
部首が必ず「龍」になるわけではありません。部首は、
漢字辞典などで漢字を分類するときの基準となる部分で、
一つの漢字に原則として一つが定められています。
たとえば、「朧」には「龍」が含まれていますが
部首は「月」、「籠」は「竹」、「襲」は「衣」です。
そのため、この記事の一覧には、龍部の漢字だけでなく、
「龍」や「竜」が漢字の一部として、使われているもの含まれています。
👉もっと龍と竜の違いを知りたい方はこちら
「龍」が3つ・4つ重なると、どんな漢字になる?
- 画数84画の「たいと」をはじめとする激レア漢字の全容
- 龍が二匹、三匹、四匹連なった漢字の画数と由来

ここからは、「龍」という漢字が二つ、三つ、四つと重なってできた、
超激レアな漢字をご紹介します。
同じ「龍」が重なるほど画数も増え、
文字そのものが一枚の絵のように見えてくるところが、なんとも面白いですね。
ただし、これらは現代の日本語で日常的に使われる漢字ではありません。
辞典によって読み方や説明が異なるものもあるため、
この記事では日本の漢字辞典で確認できる内容を中心にご紹介します。
▶参考:三省堂「3、4匹の『龍』」
| 漢字(構成) | 読み方(音訓) | 標準画数 | 意味と由来 | コード(参考) |
|---|---|---|---|---|
| ⿰雲龘 | たいと・だいと・おとど | 84画 | 雲が三つ重なる字と、龍が三つ重なる字を組み合わせたとされる非常に珍しい漢字。読み方や由来には不確かな点があります。(雲(12) x 3 + 龍(16) x 3) | Unicode: U+3106C |
| 龘 | トウ | 48画 | 【龍が三匹】 龍が三匹、勢いよく飛び交う様子。多くの龍が空を舞う壮大な光景を表す。(龍(16) x 3) | Unicode: U+9F98 |
| 龖 | トウ、ソウ | 32画 | 【龍が二匹】龍」が二つ重なった漢字。二匹の龍、龍が空を飛ぶさま、恐れるという意味があります。(龍(16) x 2) | Unicode: U+9F96 |
| 䨺 | たい、だい | 36画 | 【雲が三つ】 雲が幾重にも重なった、重々しい天気のイメージ。(雲(12) x 3)「たいと」の構成要素。 | Unicode: U+4A3A |
| 龍龍 龍龍 | テツ・テチ | 64画 | 【龍が四匹】龍が四匹、力強く集まる様子。龍」が四つ重なった漢字。「言葉が多い・多言」という意味があります。(龍(16) x 4) | Unicode: U+2A6A5 |
| 龗 | レイ、おかみ | 33画 | 【龍神】「おかみ」と読む水の龍神。雲を呼び、雨を降らせる神。(雨(8画) + 口(9画) + 龍(16画) = 33画) | Unicode: U+9F97 |
※これらは日常的に使われる漢字ではなく、
辞典によって読み方や説明が異なるものもあります。
また、端末や使用するフォントによっては正しく表示されない場合があります。
龍・竜がつく漢字を見てみよう
- 「竜」の形を持つ常用漢字(新字体)と「龍」の形を持つ難読漢字(旧字体)の分類
- 漢字に秘められた古代の哲学的な物語

ここでは、構成要素として「竜」(新字体)を含む漢字と、
「龍」(旧字体)を含む漢字に分けて、それぞれの特徴と意味を解説します。
1. 竜がつく漢字
ここでは、「竜」の形がつく漢字をご紹介します。
常用漢字だけでなく、異体字や、現在の日本では
ほとんど使われていない珍しい漢字も含まれています。
| 漢字(構成) | 読み方(音訓) | 標準画数 | 意味と由来 | 分類・コード(参考) |
|---|---|---|---|---|
| 竜 | リュウ、たつ | 10画 | 「龍」の簡略体(新字体)。人名にも使われる最も一般的な形。 | 常用漢字 |
| 滝 | たき | 13画 | 「瀧」の簡略体(新字体)。水が勢いよく落ちる場所。(氵(3)+竜(10)) | 常用漢字 |
| 篭 | ロウ、かご | 16画 | 「籠」の異体字。竹などで編んだかごを表します。(⺮(6)+竜(10)) | 表外漢字(「籠」の異体字) |
| 槞 | ロウ | 14画 | 【木+竜】 「木」と「竜」を組み合わせた非常に珍しい漢字。「櫳」の異体字として、おりや格子窓を表すと説明されています。(木(4)+竜(10)) | 表外漢字・JIS第2水準(Unicode:U+69DE)・ 非常に珍しい漢字 |
2. 龍がつく漢字
ここでは、複雑な「龍」の形がつく漢字をご紹介します。
常用漢字のほか、旧字体や、現在では
ほとんど使われていない珍しい漢字も含まれています。
| 漢字(構成) | 読み方(音訓) | 標準画数 | 意味と由来 | 分類・コード(参考) |
|---|---|---|---|---|
| 朧 | ロウ、おぼろ | 20画 | 月や景色がぼんやりとかすむ様子。「朧月」「朧げ」。(月(4)+龍(16)) | 表外漢字 |
| 寵 | チョウ、めぐ(む) | 19画 | 大切にする、可愛がる。「寵愛」「恩寵」などに使われる。(宀(3)+龍(16)) | 表外漢字 |
| 襲 | おそ(う)、シュウ | 22画 | もとは衣服を表す漢字で、「重ねる」「受け継ぐ」、さらに「襲う」の意味に用いられるようになりました。(衣(6)+龍(16)) | 常用漢字 |
| 瀧 | たき、ロウ | 19画 | 「滝」の旧字体。水が勢いよく落ちる場所。(氵(3)+龍(16)) | 旧字体 |
| 籠 | ロウ、かご、こも(る) | 22画 | 竹で編んだかご。また、中に入って出ない(こもる)。(⺮(6)+龍(16)) | 常用漢字 |
| 聾 | ロウ | 22画 | 耳が聞こえないこと。「聾唖」などに使われる。(耳(6)+龍(16)) | 表外漢字 |
| 壟 | ロウ、うね | 19画 | 土を小高く盛ったところ。畑のうね(畝)のこと。(土(3)+龍(16)) | 難読漢字 |
| 壠 | ロウ | 19画 | 壟(うね)と同じ意味。(土(3)+龍(16)) | 難読漢字 |
| 隴 | ロウ、おか | 19画 | 【阜+龍】 うね、丘(おか)のこと。(阝(3)+龍(16)) | 難読漢字 |
| 瓏 | ロウ | 20画 | 玉のように透き通って輝くさま。(王(4)+龍(16)) | 難読漢字 |
| 蘢 | ロウ | 19画 | 草の名前(イヌタデ)を指す漢字。(艹(3画) + 龍(16画)) | 難読漢字 |
| 曨 | ロウ | 20画 | おぼろ、かすむ。光がぼんやりしているさま。(日(4)+龍(16)) | 難読漢字 |
| 礱 | ロウ、する | 21画 | 石臼(いしうす)ですること。うす。(石(5)+龍(16)) | 難読漢字 |
| 龐 | ホウ | 19画 | もやもやして大きいさま。「龐大」などに使われる。(广(3)+龍(16)) | 難読漢字 |
| 龔 | キョウ、つつし(む) | 22画 | つつしむ。うやうやしい態度をとる。 | 難読漢字 |
| 嚨 | ロウ、のど | 19画 | のど(喉)のこと。(口(3)+龍(16)) | 難読漢字 |
| 攏 | ロウ、おさ(える) | 19画 | 集めてひとまとめにする。いだく。(扌(3)+龍(16)) | 難読漢字 |
| 櫳 | ロウ | 20画 | おり(檻)。窓枠のこと。(木(4)+龍(16)) | 難読漢字 |
| 儱 | ロウ | 18画 | 儱侗(はっきりしないさま、または愚かなさま)などに使われる。(亻(2)+龍(16)) | 難読漢字 |
| 巃 | ロウ、ル | 19画 | 山が険しいさまや、山々が連なっているさまを表します。(山(3)+龍(16)) | 難読漢字 |
| 竉 | ロウ | 21画 | 筒型のほらあな。(穴(5)+龍(16)) | 難読漢字 |
| 鑨 | ロウ | 24画 | といしでみがく。または金属製の器の名前。(釒(8)+龍(16)) | 難読漢字 |
| 龏 | アク、キョウ | 19画 | 灯のおおい、または、うやうやしいという意味を持つ珍しい漢字です。 | 難読漢字 |
| 龑 | エン、ゲン | 20画 | 高く明るいさまを表します。中国・南漢の初代皇帝が、自らの名前のために作ったとされる漢字です。 | 難読漢字 |
| 讋 | ショウ、おそれいる | 23画 | おそれる、おそれいる。(言(7)+龍(16)) | 難読漢字 |
| 躘 | リョウ | 23画 | 躘蹱(足がよろけるさま)などに使われる。(足(7)+龍(16)) | 難読漢字 |
| 龕 | ガン、ずし | 22画 | 仏壇におさめる厨子(ずし)のこと。(合(6画) + 龍(16画)) | 難読漢字 |
| 靇 | ロウ | 24画 | 「靇靇(ろうろう)」は、雷がとどろく音を表します。(雨(8)+龍(16)) | 難読漢字 |
| 龒 | リュウ、リョウ、リン、たつ | 21画 | 「龍」の異体字です。 | 難読漢字 |
龍にまつわる故事:「亢竜有悔」に込められた戒め

龍を含む言葉や故事の中には、古代中国の『易経』や
龍の伝説に由来するものがあります。
その一つが、「亢竜有悔(こうりょうくいあり)」です。
『易経』の乾卦に由来し、天に昇りつめた龍は、
あとは下るだけになるため悔いがある、という意味を持ちます。
栄達を極めれば、やがて衰えに向かうことから、
成功したときほど慢心せず、
節度を忘れない大切さを教える言葉として伝えられています。
これは、「龍」がつく漢字すべての成り立ちを
説明するものではありません。
けれども、龍が単なる生きものの名前ではなく、
成長や飛躍、力の高まり、そして行き過ぎへの戒めまで
託されてきたことが伝わる故事です。
👉「亢竜悔いあり」のほかにも、龍にまつわる言葉には、
成功への願いと行き過ぎへの戒めが込められています。こちらの記事に詳しく書いています。
「亢竜有悔」は、昇る力そのものを否定する言葉ではありません。
高く昇ったときほど周囲を見渡し、進むことと退くことのバランスを忘れない――
そんな古代からの知恵が込められています。
漢字を一つの絵のように眺めると、龍の姿とともに、
その言葉に込められた物語も見えてくるようで面白いですね。
まとめ:龍の漢字は眺めるだけでも面白い

龍(竜)がつく漢字は、その画数の多さや難読性だけでなく、
人類が古くから理想としてきた成功、権威、そして自然の力を象徴する奥深い文字群です。
この記事を通じて、あなたが漢字の背景にある物語を知り、
龍のエネルギーを力に変えるヒントを得ていただければ幸いです。
あなたの中の“龍”は、どんな姿をしているでしょうか?
龍・竜がつく漢字についてのよくある質問(FAQ)
Q. 「龍」と「竜」の漢字はどちらも名付け(人名)に使えますか?
A. 「竜」は常用漢字であり、子の名前に使用できます。
「龍」の旧字体も現在、名前に使用できますが、
リストにあるような難読漢字は人名用漢字に含まれておらず、
子の名付けはできません。
役所での手続きやシステム上で表示できないなどの
不便が生じる可能性があります。
名付けは必ず事前に専門家や役所に確認してください。
Q. 難読漢字をパソコンで出力・入力するにはどうすれば良いですか?
A. 常用漢字以外の難読漢字は、
一般的な日本語入力システム(IME)では直接変換されないことがあります。
最も確実な方法は以下の通りです。
- コピー&ペースト:記事内の表に記載されている
漢字やコードをコピーし、貼り付けるのが最も簡単です。 - Unicode入力: IMEの設定で「Unicode入力」を有効にし、
コード(例:龘の場合は「9F98」)を入力して変換します。 - (※設定方法はOSやIMEによります)手書き入力:スマートフォンやタブレット、
あるいはPCの手書き入力機能で、漢字を直接書いて検索する方法もあります。
カッコよくて縁起の良い四字熟語や熟語、ことわざで
もっと龍のエネルギーを感じましょう。
詳しくは👉
















占いで道を照らす――龍とともに導く人。
あなたの感受性を「力」へと育てる専門家
杵築 乃莉子(きづきのりこ)です。
ここでは龍のことを深く知り、仲良くなるための小さなヒントをお届けします。